新富町のしごと

新富町で生まれ育った小牟田さんは、町民と接する仕事がしたいと2020年4月に入庁したばかり。配属された生涯学習課は本来イベント・講座業務が多いため、新型コロナウィルス感染拡大の影響で事業が計画通りに運ばないもどかしさの中にいる。

それでも「高齢者や子どもたちが活き活きと楽しめる事業を」と、周囲のサポートのもとできることから一歩一歩進めているところだ。

 

温かい気づかいに包まれたふるさと

−新富を一度離れて戻ってきた今、ふるさとの新富町をどう感じていますか?

小牟田:のどかで、周囲の気づかいが温かいまちだなと改めて感じています。大学4年間は県外の市街地に住んでいたので、ご近所付き合いもありませんでしたから、こちらに帰ってきてそのありがたさが身に染みました。

町の広報誌4月号で新顔として紹介されたのですが、記事を見たご近所のおばちゃんたちから、「よかったね、頑張ってね」とたくさんお声がけいただいて…。とてもうれしく感じました。

−幼少期からご近所さんといい関係だったのですね。

小牟田:そうですね。学校の行き帰りを見守ってくださったり、帰宅後に1人でいると自然に話し相手になってくれたり。いつも声をかけ、気にかけてくださっていましたね。

だから今度は私が町のみなさんの話し相手になりたいですし、楽しんでもらえる企画をつくっていきたいと考えているところです。

−好きな場所や風景はありますか?

小牟田:どこということはないのですが、夕暮れ時の田んぼの風景など、何気ない日常の景色にとても愛着を感じますね。

溶け込みやすいまちづくりの一助に

−役場職員として、やりたいことは何ですか?

小牟田:私は「子ども会」を担当する予定です。夏の一大イベントである宿泊体験が、今年度は新型コロナの影響で開催中止となりました。

問合せや中止を惜しむ声を聞く度に、来年こそはと思いが高まります。

−「子ども会」とはどういうものですか?

小牟田:小学生以下の子どもをもつ家庭が、地区ごとに集まって、子どもたちのために活動をする組織です。クリスマス会をしたり、宿泊体験をしたり、子どもたちの楽しみであると同時に、大人同士の交流を図る場でもあります。

子ども会は地区ごとに運営するのですが、そのサポートや、町で子ども会全体を対象にしたイベントを開催したりするのが、私たち生涯学習課の業務となります。

−新富町は航空自衛隊新田原基地があるので、移動に伴う子どもたちの転入・転出もよくあるそうですね。

小牟田:新年度に転入生がいるのは当たり前の風景でした。新しい人をすんなりと受け入れるのはこの町の特徴かもしれません。また子ども会に入会することで、それぞれの地区にも溶け込みやすいのではないでしょうか。

−小牟田さん自身も4月に入庁したばかり。職場には溶け込めそうですか?

小牟田:はい、周囲のみなさんはとても丁寧に仕事を教えてくださいます。アフターコロナの新しい生活様式に対応しつつ、早く通常の役場業務ができるような状態になるといいなあと思っているところです。

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原点は常に幼少時代の記憶。
ふるさとの良さを再確認しながら、今度は役場職員の立場で町民と接する側に。
やさしい恩返しのチャレンジは、スタートしたばかりだ。