新富町のしごと

2020年のコロナ禍で大きな打撃を受けた町内飲食店の支援に走り回ったのは、新富町産業振興課の商工担当・柳田聖人さん。新富町商工会と連携して、町内飲食店で利用できる「プレミアム付商品券」を販売し、その企画から参加飲食店への説明、デリバリーシステムの構築などを行い、これまでにない新しい事業となった。
そんな柳田さんは、所属する産業振興課の魅力を「創造的」なところだという。

コロナ禍で得られた、新たな視点と発想

−実質半額で町内飲食店のテイクアウト商品が買えるプレミアム付商品券の企画を実施。反響はどうですか?

柳田:準備していた4000枚が完売し、町内飲食店で利用がスタートしています。企画に参加された飲食店には手厚いサポートだと評価いただき、信頼度が増したのではないでしょうか。実質半額でテイクアウト商品が買えるとあって、町民への支援としても好評のようです。

−コロナ禍で突発的な事業となりましたが、大変だったのでは?

柳田:プレミアム付商品券は、昨年度も消費税対策として販売したので経験が生かされました。大変ではあっても、こんな時だからこそ今まで持てなかった視点や発想で新しい仕事ができたことが良かったし、そこに自分が関われたことが有り難いと感じています。

−なるほど。新しい視点や発想とは?

柳田:今回はテイクアウト限定、デリバリーサービス付きという新たな方式でした。新型コロナがなければ、役場主導でデリバリーサービスを始めたり、テイクアウトメニューに着目した施策を展開することはなかったと思います。

柔軟な発想で部署枠を超えた連携を

−産業振興課の仕事の特長は?

柳田:スピード感のある仕事の展開ができること。私が担当する商工係は決められた法令や枠組みが少ないので、ゼロから考える「創造的な仕事」がやりやすい部署です。

アイデアを形にしていくことに、やりがいを感じています。

−ゼロからの創造的な仕事には困難もあるのでは?

柳田:前例がないので、情報収集やシミュレーションに時間をかけざるを得ない、という部分は苦労するところ。誰に相談したらいいか、悩むこともあります。その分普段から情報収集は心がけていて、他の自治体と横のつながりを持ってお互いの施策を比較・検討したりもしていますね。

−今後、チャレンジしたいことはありますか?

柳田:課の枠を超えた連携とか、他の部署へも波及していくような新しい仕事を生み出していきたいですね。今回デリバリーの仕組みづくりを行いましたが、買い物が困難な高齢者をサポートする仕組みとして、このデリバリーシステムが活用されてもいいのでは、と考えています。

常に柔軟な視点を持ちつつ、行政の仕事に携わっていきたいです。

−新富町だったら、やれそうですか?

柳田:やりやすい環境だと思っています。役場内も職員が約150人と多すぎず、誰がどこで何をしているのか、把握しやすいですね。

−最後に、柳田さんにとって新富町はどんなまちですか?

柳田:「ちょうどいい、まち」です。町全体がコンパクトで宮崎市街地や空港からのアクセスもいい。気候も温暖で過ごしやすいですよ。

未曾有の災害もプラスに転換。ポジティブ志向で業務に取り組む職員の笑顔が、まちの未来を明るく照らしてくれている。